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フィリピンのスパを訪ねて 心と体を自然治癒
温浴や水浴ができ、健康増進や美容のためのプログラムを提供する「スパ」。国内外にさまざまなタイプのスパが増えているが、最近では自然治癒力に注目して心と体の健康を回復する「ホリスティック医療」をメーンにしたスパが海外を中心に注目されているという。フィリピン取材の折に、そんな新しいスパを訪ねた。(栫井千春)
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/071216/trd0712161301004-n1.htm
成田空港から4時間あまりでマニラ国際空港へ。車で渋滞するマニラ市内を抜け、高速道路に入り、さらに田舎道を行くこと約3時間。めざす「ザ・ファーム・アット・サンベニート」は、マニラ市中心部から南へ約125キロ。ルソン島の南部、バタンガス州の山の中にある。
「ザ・ファーム」の名の通り、古いヤシ農園を転用した施設で、49ヘクタールの敷地に25室の宿泊施設、マッサージ棟、レストランなどが散在する。周囲の森は長く人の手が入っていないので、ジャングルのように見える。熱帯の日差しは強いが、ヤシの木の間をわたる風は意外にさわやかだ。
到着した客は血液検査など医師の診断を受ける。そして医師やカウンセラーのアドバイスに従って、それぞれの体にあった治療プログラムを受ける。治療といっても西洋医学ではなく、有機栽培された植物性食品をとりながら、自然の中でマッサージを受けたりヨガを行ったりする。人間が本来持っている自然治癒力を引き出して病気や体の不調を治すホリスティック医療である。
この施設で提供される食事はすべて「ローフード」だ。直訳すると「生食」だが、42度以下という低温で調理された料理を意味する。食品にはさまざまな酵素が含まれているが、熱に弱い酵素を破壊せずに摂取する工夫だという。最近は健康志向で日本でも注目され始めているそうだ。
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